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クレタ、神々の山へ
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| ジャンル: | 本
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| セールスランク: | 387709 位
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| 発送可能時期: | 通常24時間以内に発送
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| 参考価格: | ¥ 1,680 (税込)
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TVを見ていない方にも十分楽しめるトレッキング記
私は、本書より『エーゲ海の頂に立つ (集英社文庫)』を広告で見つけ、そこからこちらの改題されていない方に行き着いた。 もちろんTV放送も見ていない。
それでもギリシアのあまり紹介されることのない、石灰質の山々やそこ独特の学名しかない草、森林限界でハイマツのように形を変えた2000年を超える樹齢をもつ糸杉など、貴重な生態系の描写がちりばめられており、“山”に興味がある人も含め、楽しめる紀行文となっている。 ニュージーランドやアメリカも国立公園のようなメジャーなトレッキング場所ではない地中海にも、遺跡だけでなくこんなに素晴らしく簡単にトレッキングできる山々があることを、本書で初めて知る人も多かろう。
著者も書いているように、時間がなく、トレッキングの道中にない遺跡には行けなかった点は、惜しいとは思うが、本文で満足させてくれる。 それよりも、殆どの写真が小さく、カラーは皆無な点、文章のレイアウトを変えれば、写真の大きさぐらいは変えられただろうと、残念であった。
好きな作家の「生の声」が聞けた。
本書は著者がNHK・BS1のシリーズ企画番組に出演するため、ギリシャのクレタ島の山々をトレッキングした時のエッセイ的要素の濃い紀行文である。
山を題材にした代表作を持ちながら、ほとんど山登りの経験のない出不精で運動不足の、膵臓に持病さえ持っている著者の奮闘振りが文章の端々からうかがえる。
私は紀行文というものはあまり縁がないが、今回の作品を読んで、さすが人気のミステリー作家の書いた紀行文だと思った点がいくつかあった。
紀行文だけに大景観や、目に触れた動植物などの自然や、いたるところに散在する教会・廃墟となった集落跡、そして出会ったクレタの人々を著者の見たままに活写している。
しかしそれだけでは終わらず、
1.それら大景観や植物、廃墟に住んでいた人々らの歴史ストーリーみたいなものを構築して述べている。
2.クレタで出会ったさまざまな事柄と今の日本を比較して、日本の抱える問題点を提起している。(人生の過ごし方とか、公共事業の多い土建国家であるとか・・etc)
3.「山は心に直結するスポーツであるらしい。一人で自分と向き合え、見つめることができるからこそ、山道をただ歩くという一見単純な行為に打ち込める。」ということに気づく。
私は真保裕一のファンの一人として、本書で、彼のミステリー諸作品からは聞くことのできない、「生の声」を聞くことができてとてもうれしかった。
クレタの魅力が伝わる紀行エッセイ
読み始める前はてっきり小説だとばかり思っていましたが、本書はクレタの大自然をトレッキング・エッセイとして紹介しているもの。紀行エッセイとしては読みやすく、登山好きにはお勧めの1冊だとは思います。クレタの魅力が伝わってくる……そんな紀行エッセイです。
岩波書店
灰色の北壁 エーゲ海の頂に立つ (集英社文庫 し 38-4) 栄光なき凱旋 上 栄光なき凱旋 下 最愛
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